Photoshop の不思議なPNGフォーマットの扱い(ICCプロファイル) [カラーマネージメント]
AdobeRGB セミサポートの NEC LCD2690WUXi を買ったことで、色についてずいぶん敏感になりました。それにしても AdobeRGB対応モニタをWindowsで使っている人ってどういう神経してるんだろう・・・。
それはさておき、私のイラストサイト「自己饅頭」ではベジェ曲線で描いたベタイラストが多いため、自然に JPEG ではなく、GIFやPNGを使う事が多くなっています。扱える色数の増加や、圧縮率、アルファチャネルのサポートなどの関係でほとんど PNGフォーマットを使っているのですが、PNG画像でのカラーマネージメントでやや不明な点が。
PNGフォーマットは、後の規格改正でICCプロファイルの埋め込みをサポートしています。ですが、Photoshop CS 2・CS 3 では「Web用に書き出し」でも通常の保存でも PNGにプロファイルを埋め込むオプションが利用できません。しかし通常に保存を行うと実はコッソリ ICCプロファイルを埋め込むんです。また、ICCプロファイルが埋め込まれた PNG画像を Photoshop で開くと、ちゃんとプロファイルをロードしてくれます。内部的には対応しているのですが、フロントエンドに実装していないということでしょうか??
また、Photoshop の通常保存で生成されるPNG画像は、無数のメタデータが入っているためかなり巨大なファイルサイズになります。私の場合は、Mac OS X Universal Binary対応ソフト「PNGBatcherX」でこれらのメタデータを除去しウェブ公開していますが、この行程が非常にめんどくさい。
せめて Photoshop CS 3 では解決して欲しかったのですが、β版を触る限り変わっていないようです。
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