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Catalyst 2960-Sリリース。エッジまで10GbE [ネットワーク]

Cisco Catalyst 2960-S with 10GbE uplink

〜トラフィックとキャリアネットワークのお話〜

 ちょっと前の話ですが、Cisco Systems が 新製品のスイッチ:Catalyst 2960-S、Catalyst 3560-X、Catalyst 3750-X をリリースしました。C2960でもスタックができるようになったり、ISR G2 等に見られるUSBフラッシュメモリへの対応、USBコンソールの搭載といったトレンドも含まれていますが、個人的に驚いたのが、C2960-S が 10Gigabit Ethernet ポートを積んできたこと。

 コアネットワークでで使っている10Gb/s(10GbE、OC-192 SONET、STM-64 SDH)がCiscoで最もリーズナブルな2960に搭載されたというのは、考え深い物があります。

 でも実のところ、コアで使っている10Gがエッジにも降りてきたと言うよりは、コアネットワークが未だ10Gb/s、40Gb/s(OC-768 SONET、STM-256 SDH)と言うほうが適切で、これが業界で大きな問題になりつつあります。

 たとえば10GbEが出始めた2003年、日本の総IPトラフィックは 百数十Gb/s でした。このころはエッジで 100Mb/s を 1Gb/s でたばねて、コアで 10Gb/s でさばくというきれいな構成がまかり通っていました。しかし2009年末では、トラフィックはなんと約8倍の1.4Tb/sになりました。現在のキャリアネットワークはエッジで 10Gb/s、アグリゲーションで 10Gb/s、コアで 10Gb/s or 40Gb/s というイビツな構成になっています。

 インターネットトラフィックは2.5年で2倍になると言われており、今後もどんどん増えていきます。さらに映像配信や、ビデオコミュニケーション(AVoIP)がじわじわと広まりだしており、増加率が上がってしまう事さえ考えられます。たとえば私の会社に映像配信系のサーバがありますが、数十代台あるサーバの1台をみると、常に6Gとか8Gのトラフィックを常に垂れ流しているんですから恐ろしい時代です・・・。500万パケット/秒とか何なんだよwww

 結局何を言いたいのかというと、「今日のインターネットを支えるには10G、40Gじゃ足りねーんだよタコ!」という事です。ISPやキャリアは100Gや400G?を欲しています。っていうかうちも欲しい・・・。また伝送媒体となる光ファイバも、WDMにより1対で1Tb/s以上のキャパシティを持つようになっています。あとはインターフェースだけ。

OC-1536マダー!?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
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