我が家のHDDの故障率事情 [コンピュータ]
先日、GIGAZINE に興味深い記事が掲載されました。
HDD約3万5000台を運用した実績からSeagate製品の圧倒的壊れっぷりが明らかに
さらに詳細なデータはオリジナル記事(英語)を参照
みなさんはどう思われましたか?私は「ですよねー」という感想です。
今回はとても統計を語れる母数ではないものの、我が家で使っているHDDの故障状況を公開します。
メーカー | シリーズ・型番 | 稼働年数 | 故障数/総数 | 故障率 |
Western Digital | Caviar Green 1TB (WDC WD10EACSなど) | 5年 | 0 / 6台 | 0% |
Western Digital | Caviar Green 1.5TB (WD15EADS) | 0年 | 1 / 1台 (低速病) | 100% |
HGST | Deskstar 5K 2TB (HDS5C3020ALA632) | 5年 | 1 / 4台 | 25% |
Seagate | Barracuda 7200.14 (ST3000DM001など) | 4年 | 7 / 5台 | 140% |
Samsung | EcoGreen 1.5TB (HD154UI) | 3年 | 3 / 4台 | 75% |
TOSHIBA | Client Desktop HDD 3TB (DT01ACA300) | 2年 | 1 / 4台 | 25% |
- というわけで我が家での実績と私の感想は上記記事と一致しました。
- HGST(HITACHI) :大変優秀。現在WD傘下になりましたが、この信頼性を維持してほしいところ。
- Seagete :2年目あたりから次々と壊れていく。ぶっちぎりの故障率100%。二度と買うか!
- Western Digital:WD Green シリーズは昔はよかったが今は論外。低速病、絶対に許さない。
- TOSHIBA:日立と同じく安価で、静かで、低発熱。まだ導入して間もないので今後の稼働率キープを期待。
- Samsung:悪い意味で期待通り。激安だし、RAID50とかならいいかも
特にシーゲートは、突然全HDDが未認識になるというファームウェアのバグっぽい怪しい挙動をするのもいただけない。アップデータを月一ペースで出していることか、ファームウェアの出来がよほど酷いんでしょうね。過去にもいろいろやらかしてるし。
結論
Seagate と WD Green は絶対買うな!!
あと言わずもがな、バックアップは必須です。特にSSDはHDD以上に突然死ぬので注意。
ただし一つ例外があります。「壊れてもよい場合」です。RAIDを組んでいて1つディスクが飛んでも痛くもかゆくもありません、バックアップも完璧ですという場合は、Seagate はよい選択肢です。品質が悪いかわりにかなり安価で売られていますし、RMA期間が長い上に日本国内に社外委託の中継拠点があるため、千葉県への宅配料金さえ負担すればいつでも新品になって帰ってきます。(そのかわり上記写真にあるような修理品ですが) ディスクがは消耗品と理解し対策ができているなら使うのも手だと思います。
タイの洪水以後、HDDはメーカーの合併や吸収などがあり、種類減少や価格上昇の流れが止まっていません。
業界もゲーム用パソコン以外は退潮傾向にありますが、さりとて、HDDに代わるべき(?)SSDはHDDよりも高価で、私が経験したところでは
メーカーを問わずSSDの故障率はHDDよりも高いように思います。
by やぼじじい (2015-12-05 10:18)