SSブログ

Dell 5K モニタ+曲面モニタ体験イベントにいってきた [コンピュータ]

DELL 5K Monitor Event UP2715K

Dell 5Kモニタ + 曲面モニタ + ワークステーション体験イベントが秋葉原駅で開かれたので足を運んでみました。ちょうど会社でディスプレイの入れ替えを検討していて、その実機確認も含めて一年ぶりのアキバ。

 「世界初5Kモニタ体験」といいつつも会場には Dell の 4Kディスプレイが勢揃い。Dell のハイエンドディスプレイはそこらの家電量販店にはおいてないので、実機を見比べられるのは貴重。(と思ってたらいつの間にか秋葉原のショールームが復活していた)

4Kの時代、来る

 まず驚いたのは4KなのにUIに全く違和感がないところ。担当者曰く Windows 8.1 でだいぶ HiDPI への対応が進み、システム側(デスクトップ・エクスローラ・各ウィンドウのメニューバー等)はほぼ問題なく使えるようになったとのこと。逆に言えば Windows 7 で 4K (HiDPI/Retina) は実質無理。ただ各アプリケーションが提供するUIは当然ながらベンダ側で対応しなければならず、非対応ソフトは従来通り豆粒のように表示されたり、レイアウトが乱れたりするそう。たとえば Photoshop は CCから HiDPI/Retina に対応しているが、CSx は対応してないとのこと。

 目玉となる5Kディスプレイ Dell デジタルハイエンドシリーズ UP2715K は AdobeRGB 対応のグレアパネルを採用。フォトレタッチ・映像編集向けですね。反射がずいぶんと押さえられており、昔のiMacで見られたような液晶パネルと表面のガラスの間での内部反射によるゴーストもなくクッキリとしています。写真で分かるとおりきちんとARコート処理を施しているようです。明るく、大量の光源がある駅構内でも違和感を感じませんでしたし、グレアパネルのメリットを十分に享受できる製品だと思います。ただし視野角はかなり酷く、すこし斜めから見るだけで黒が激しく浮き、暗色に色がついてしまいます。よくわかりませんが解像度が高いといろいろ無理が生じるんでしょうか。バックライト漏れも激しそうですし、海外サイトの検証を待ちたいところです。見切り購入注意。

 ほかにも販売中の Dell UP3214Q (IGZO) 、UP2414Q を見ましたが、ややギラつきを感じるものの良い意味で普通のIPSパネルのディスプレイをそのまま細かくした感じでした。

 そして個人的に一番惹かれたのが今度発売予定の Dell P2715Q 。表面はなめらかでギラつきはかなり抑えられていて、視野角も特に問題なし。低輝度時の挙動は確認できませんでしたが、通常の範囲でしたらチラつきもありません。消費電力は通常50Wとさすがに高めですが、製品を触った感じ、1時間以上つけっぱなしにも関わらずまったく熱を感じませんでした。うちの爆熱の NEC LCD2690WUXi よりはよほどエコでしょう(笑)。これで出荷時個別調整・ドット欠け交換保証・3年間メーカ保証がついて7万円だというから本当に驚きです。P2715Q、バカ売れの予感。というか俺もほしい。あ、繰り返しになりますが Windows 7 ではまず使えませんので。Mac なら問題ありません。

つぎに曲面スクリーンを持つ Dell デジタルハイエンドシリーズ U3415W。34インチ 21:9 3440×1440ピクセル で曲面というなかなか変態な製品です。これまで 2560×1080ピクセルの超ワイドってのがありましたが、縦が短く実用性を感じませんでした。しかし本品は縦が WUXGA を超えて WQHD と同じ。WUXGA の「ウィンドウ1枚だと横があまるが、2枚だと狭い」という中途半端感を見事克服したサイズ感です。イベントではなんかのFPSゲームの薄暗いステージを表示しており、いまいち製品の魅力がわからない状態でしたが、曲面が思っていたより違和感なく、自然と見やすさに貢献している感じでした。意外にアリかも。

なおこの体感イベント、4K/5K 60p を快適に出力できるワークステーション Dell Precision + Windows 8.1 + Adobe Creative Cloud を宣伝するイベントでもあったのですが、マシンやソフトに目を向けている客は誰もいませんでした(笑)


職場のディスプレイどうする?

 その後 ヨドバシカメラに移動してディスプレイを物色。実は会社で端末の更改を進めており、ディスプレイをどうするか議論になっています。

 ためしに 27インチ WQHD:EIZO FlexScan EV2736W ×1枚 にしてみたのですが、「作業領域が狭い」「文字が小さい」(ドットピッチの関係)等の意見があり、24インチ WUXGA ×2枚 にすることとし、その機種選びをしている最中です。

 ちなみにこの EV2736W-Z、とてもよいです。やや光沢感がありクオーターグレアという感じ。ギラつきも非常に少なく、視野角も問題なし。事務用途としてはかなり贅沢なチョイスですが、これを 80cd/m2・5000K で運用すると本当に目に優しい。職場での評価も上々。

 さて私が LCD2690WUXi を選んだときと違い、LEDバックライトが当たり前となってきました。それに伴い、バックライトを高速点滅させることによるチラつき(フリッカ)が問題になってきました。これもギラつきと同じく、スペックシートに現れない要素ですので実機確認が必須となります。これを確認せずに同僚がHPの安いディスプレイを買ってしまい、まさに文字通り「酷い目」に合ってしまったことがあります。ANSI でも VESA でもよいからどこか規格化してほしいものですね。

 この問題に対して、業界で最もチラつきまくる目潰し液晶を出して叩かれていたEIZOが、突然 "EyeCare" と呼ばれるちらつき低減機能を前面に押し出してきました。ほんと商魂たくましい企業ですね。この EyeCare調光 とは、可能な限りDC調光(電圧制御)でがんばり、低輝度時は高速駆動なPWM(パルス制御)でがんばるという仕組みのようです。

 このように具体的に疲れ目対策を推しているところ、ミドルレンジの製品でも5年保証であること、企業向けに集中管理ソフトを配布していること等から、私の職場はEIZOで統一しようかなと思っています。そしてちょうど薄型ベゼルの EV2455 / EV2450 なる新製品がでたので前向きに検討中。

 実機を見るとたしかに本当に薄い。非表示エリアが5mmほどあるものの、一般的な液晶でも1〜3mmくらいあるので思ったより目立たず、ひたすら1mmのベゼルに驚かされます。縦回転して横に2枚並べようと思っていたのでこの薄さは魅力的です。なおEIZO販売員曰く、なんとアームを使って180度回転させることもできるそうです。そのため縦に2枚並べて、上のを180度回転させることで薄い辺同士を並べることができます。排熱機構が難しそうですが、かなりがんばってデザインしたとのこと。

 しかし EV2455、ややギラつきが目立ちます。あくまで EV2736W と比べてというレベルですが。販売員曰くパネルのグレードは EV2736W よりも落ちるとのこと。EV2736W / CX240 / CX241 は飛び抜けてギラつきが少ないディスプレイですので比較するのもいじわるな話なんですが。まあ職場で「ギラつきが」「スパークリング現象が」なんて言ってるのはおそらく自分くらいでしょうし問題ないでしょう。

 職場のディスプレイは EV2455×2面で決定かな。問題は自宅のディスプレイ。LCD2690WUXi のシミがいよいよヤバい感じ。キャリブレーションしても2週間で黄ばんでくるし。CX271 の下ぶくれベゼル(通称アゴ)がなくなればすぐに買うのに。お願いしますよEIZOさん。



#ちなみにこのブログ、実は Retina display 対応です。。。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。