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16:9化するPC液晶:三菱VISEO 21.5" Full HD LCD [コンピュータ]

 すっかりTN汚染が広まってしまったWUXGA液晶ディスプレイ業界ですが、最近はアスペクト比が16:10(WUXGA)ではなく、ハイビジョンテレビ放送に合わせた16:9(フルHD)液晶ディスプレイが流行りだしています。WUXGAと比べてしまうと「縦が狭い」と敬遠されがちですが、液晶パネルメーカーにもユーザーにも多くのメリットがあったりします。

■ メーカー側のメリット
 液晶パネルベンダーは、パネルの基盤となるマザーガラスをテレビ用の16:9パネルに最適化しています。そのため、PC用パネルを16:10から16:9にすることで効率よく製造できたり、設備や部品の共通化ができ、コストが削減できます。

■ ユーザ側のメリット
 16:9のテレビ放送やビデオゲームをプレイする際、上下に帯がでないため広々と映像を楽しむことが出来ます。また液晶特有のバックライト漏れも目立ちません。さらにTNモードの液晶は上下の視野角が著しく狭いという欠点がありますが、縦の短い16:9パネルであればアラが見えにくくなります。

 縦が短いという考え方も、今最も普及しているSXGA解像度(1280x1024px)の横がめちゃくちゃ長くなったと思えばいいわけで。(そもそもブーブー文句を言っている人の中でUXGA以上のモニタを持っている人がどのくらいいるんでしょうね・・・?)

 というわけで、個人的に16:9 Full HD PC用液晶ディスプレイの登場は、個人的にGoodだと思っています。これを機に 安価な 16:9 TN と、高画質な 16:10 VA/IPS と住み分けが出来ると良いですね。

 話は変わりますが、先日開催された CEATEC JAPAN 2008 を見学してきました。話したいことは山ほどありますが、今回はこの16:9 液晶について。今回、アイオーデータと三菱電機が 21.5インチ Full HD TN液晶を展示していました。
I-O DATA Full HD LCD LCD-DTV222XBR MITSUBISHI VISEO Full HD LCD

 三菱電機のVISEO参考展示モデルは、アイオーデータの LCD-DTV222XBR に搭載されている地デジチューナに加え、デジタルBS/CDが受信できる3波デジタルチューナー搭載しているところが売りだそうです。スタッフの話によると「これから16:9化の波が押し寄せてくると思われ、三菱電機もそれに追従していく」とのこと。

 しばらくブースに居て見学者の反応をうかがっていましたが、多くの人がとなりに置いてある VISEO MDT242WG より、参考展示中の16:9 TN液晶のほうがキレイだね。とコメントしていました。わたしも同意見で、MDT242WG よりも参考展示機のほうが映像がきれいだと感じました。MDT242WGは映像に締まりがなく、霧が出ているように白っぽく(ちょうど初期のAQUOSみたいな画質)バックライト漏れも酷かったです。また、MPエンジンをOFFにした状態では映像のブレも参考展示機のほうが少ないように感じられました。階調再現性も良いです。また、参考展示機はベゼル部分とスピーカー部分が一体になっており、さらにつや消し加工がされているため非常にスッキリした印象でした。視野角も思っていたより広く、なかなかの仕上がり。(ただ5万、6万だして買おうとは思いませんが・・・。)
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雨天中止

はじめまして、いつも参考にさせて頂いてますm(_ _)m
LCD2690WUXi2がくるみたいですね~
最新IPSとのことで、LG製でしょうけど楽しみですね~
また特集期待してますw
by 雨天中止 (2008-10-30 14:46) 

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