Safari 4 が Acid3テストに合格 [コンピュータ]
先日アップデートされた Safari 4.0 が世界で初めて Acid3 Test に合格しました(正式リリースバージョンにおいて)。従来の Acid2 Test は主にHTML・XHTML・CSSの標準化を判断するテストでしたが、Acid3では Web2.0時代に必要な JavaScript、DOMなどの技術を評価するテストとなっています。さらに Acid3 はWebアプリケーションの動作速度も評価するため、Acid3 Testのソースコードを解析して、小手先の変更では容易に合格できなくなっています。
さらに Safari 4 は HTML 5、CSS 3(CSS 3ウェブフォント、CSS 3ウェブフォント、CSSアニメーション、SVG 1.1 など多くの先進的な機能に対応しました。
他に、特に面白いと思ったのがフルページズーム機能です。これは解像度フリー構想の一つで、拡大・縮小ボタンを押すと、レイアウトをそのままに画像・文字がそのまま拡大・縮小されます。とても便利に使っています。これからは私のサイトも、Webページに埋め込む画像ファイルを解像度フリーで作成したいと思います。
また最近、激化しているウェブブラウザの速度競争ですが、Safari 4 は Safari 3.2 と比べ、とてつもなくスピードアップしています。Appleによると、Safari 4 は IE 8 の約8倍、Firefox 3 の約4倍高速なんだそうで。さらに2009年9月に登場する Mac OS X 10.6 Snow Leopard では完全64bitアプリケーションになり、さらに現状の2倍に高速化されるとのこと。
今日において、Webブラウザは一日の中で最も長く使うアプリケーションと言っても過言ではありません。Webが気持ちよく使えるというのは本当に快適です。
ただSafariは最近、セキュリティに関する脆弱性が比較的多く発見されています。ユーザエクスペリエンスの向上も大切ですが、セキュリティの強化も引き続き取り組んでもらいたいものです。
CSSの対応状況比較:http://www.evotech.net/blog/2009/02/css-browser-support/
Acid3 Test:http://acid3.acidtests.org/
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