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BOINCで見るパフォーマンス/消費電力 [コンピュータ]

BOINC

 我が家では「World Community Grid」というプロジェクトに参加しています。World Community Grid は、世界中のコンピューターの余った処理能力(アイドル時間)を使い、公共的な科学研究に役立てようというネットワークグリッドコンピューティングプロジェクトの一つです。SETI@Home と聞くとピンとくる人も多いと思います。

 で、具体的には、DELL PowerEdge T105 (AMD Opteron 1352 : 2.1GHz Quad Core) 2台と、Apple iMac ( Intel Core2Duo E8335 : 2.93GHz Dual Core)が動いています。ではこれらの性能を見てみると、、、、

・DELL PowerEdge T105:8060 point/day
・Apple iMac 24 (Early 2009):9356 point/day

 Core2Duo の iMac が一歩リードです。でも重要なのはパフォーマンスだけではありません。iMacのほうが数割速くても2倍電力を食うのでは意味がありません。また、逆に消費電力が半分だからといってパフォーマンスが1/3になっても意味がありません。つまり「パフォーマンス/消費電力」が最も重要ということです。というわけで、ワットチェッカーでフルロード時の消費電力を調べ、Wあたりの処理能力を比較しました。

・DELL PowerEdge T105:170W → 1137 point/kWh
・Apple iMac 24 (Early 2009):180W → 1247 point/kWh

 iMacのほうが単位消費電力あたりのパフォーマンスが1割程度優れている事がわかりました。まあ誤差の範囲内な気もしますが…。Core i7 vs Phenom III も見てみたいですね−。
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コメント 2

IPS液晶を買いたいなぁ・・

初めまして。
Opteron 1352・・初代Phenomのコアあたりの処理能力は,処理の内容にもよるでしょうが
大雑把にはCore2Duoより1コア同クロックあたり1割程度低い程度だったと思います。
整数演算ならさらにCore2Duoとの差が広がる感じでしょうか。
さらにi7になると性能はCore2Duoから1コア同クロックあたり1~2割増しくらいでしょう。
ただしどちらの会社のCPUにも言える事ですが、コード最適化の度合によってはピーク性能評価が
ガラっと変わる事もあるかとも思います。
初代Phenomはアイドル時から消費電力が高くてワット対性能は良くないだろうなぁと想像します。

時間あたり総計算量及びワットあたりの計算量についてはWorld Community Gridプロジェクトの
計算ソフトがどのような環境に最適化されてるかが判っていないのですが、私の勝手な想像で
恐らく一番一般的に普及しているであろう環境(DualCore以下?)をターゲットにしているのでは
ないかと思っていました。クアッドコアを綺麗に全コア使い切れるのか見てみたいですね。

CPU性能の進化に関してはPentium4→Core2Duoで劇的な改良がありましたもんね。ただし
実はそれ以降は1コア同クロックあたり性能で見たらそんなに大きくは変わってないんですよね。
コアはどんどん増えてもクロック周波数はリーク電流等の制約のせいかなかなか伸びないですし。
エンコード以外の通常用途には高クロックなDualCore専用コアのCPUがあれば最高なんですけどね・・。
by IPS液晶を買いたいなぁ・・ (2009-12-13 05:16) 

ミヤハン

記事に出てくる時間の単位がCPU時間となっていたため、実時間に訂正しました。結果、Core2Duo と Opteron(初代Phenom) のエネルギーパフォーマンスは、上のコメントにあるように1割程度 Core2 が優れているという結果になりました。
by ミヤハン (2010-11-03 13:54) 

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